2007年11月アーカイブ

11月18日(日)に、えがおの学校第4回を
開催しました。15名の方にご参加いただきました。
4回のテーマは、「都市のニーズと政策」です。
今回の会場は、銀座の「茶子溜り」のお座敷にて
行いました。


また昼食は、日本の伝統的な食スタイル「箱膳」を
体験していただきました。

会場は、5年前に廃校になった増富中学校です。
200名以上の生徒がいた頃もありましたが、最後は8名で廃校になりました。

寒い朝でした。餅米を浸しておいた水には、氷が張っていました。
朝6時から大豆をゆでました。

ゆでている大豆は、北巨摩で昔からずっと作られている青大豆です。
無農薬、無肥料で育てました。

お昼は、地元の郷土料理などの屋台が出展しました。


イベントスタッフは、都市部から集まった学生や社会人です。
今年えがおファームにボランティアに来てくださった方や、「黒森もりもり倶楽部」の方たちです。
「黒森もりもり倶楽部」のみんなは、荒れた畑を農地に復活させ、参加者を募り小麦を作っています。
その「もりもり小麦」でクッキーを販売してくれました。


味噌仕込みの前に、味噌ができる間での紙芝居をみました。


午前中ゆでた大豆をミンチにかけます。
機会からモンブランのように大豆が出てきます。でも味は大豆です。


麴が固まっているので、ばらばらにほぐし、そこに塩を入れてよく混ぜ合わせます。
味噌仕込みを何十年と経験してきている地元の方に、インストラクターとして来ていただきました。


塩と麴が混ざったら、ゆでてミンチにした大豆を加えます。


塩・麴と大豆をよく混ぜ合わせます。
今年は、大豆125kg分味噌を仕込みました。
材料は、大豆、麴(米と麦)、塩、水(大豆のゆで汁)のみです。
それぞれの割合は、大豆2:麴2:塩1です。


このときに、煮汁を加えて硬さを調節します。
最近では、スーパーで手軽に手に入るため、味噌を手作りする機械が少なくなってしまいました。
代々引き継がれてきた習慣や、各家庭の味が、消えつつあることは、もったいないことだと思います。


よく混ぜ合わせられるように、一人10回ずつこねて隣の人に渡していきました。


最後に、味噌の玉を空気が抜けるように、容器に投げ入れてつめていきます。


手前味噌のできあがり!


大豆は、味噌以外にも、とうふ、油揚げ、油・・・毎日食べるいろいろなものの原料ですが、95%以上が輸入です。
自分で作ったものや、身近で取れたもので味噌などの加工品を作っていた頃は、「畑」や「農業」は身近な存在だったと思います。
自分が口にする、味噌汁の大豆が、遠くの国の熱帯雨林を伐採して作られているものだったり、外国のお百姓さんを苦労させることにつながっているよりも、みんなで楽しく育てた大豆のお味噌のほうが幸せだなと思います。
大豆が1kgあれば、4kgのおみそが作れます。だいたい1年間食べられるくらいの味噌の原料になる大豆をたたみ6畳分くらいの広さで、作ることができます。
今年は、春の大豆の種まきから収穫まで、「大豆をつくろう」では、17回農業体験をしましたが、本当に楽しい経験でした。
遠くまで頻繁に通って下さり、ありがとうございました。
普段農業をしている畑のことを知っていただけたり、黒森の季節の移り変わりを一緒に体験することができてうれしかったです。
本当にありがとうございました!


南アルプス市の和菓子や清月の皆さんと青大豆を収穫しました。
一緒に種まきをして、収穫をした青大豆は、豆大福や豆餅になります。


この共同栽培には、社員の家族の方も一緒に参加してくださっています。


こういった顔の見える関係が、これからもっともっと広がっていけばいいなと思います。

富士の国やまなし農村休暇邑協会プロデュースの
「グリーンツーリズムイベント企画講座」第3回を開催しました。

2009年7月

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