2008年8月アーカイブ

「新・百姓塾」では、“農の循環”ד自然と田畑と人々のつながり”ד農的暮らしの知恵”をテーマに、15回にわたって様々なプログラムが体験できます。
途中参加もOKです。農業をしたいけど何からやっていいかわからない、ゆくゆくは農的暮らしをしてみたいな等々、農業や農村での暮らしに関心のある方、ご参加をお待ちしています!
http://www.npo-egao.net/join/join21.html

第6回目のテーマは“夏野菜の収穫”と“秋野菜の準備”です。
ジャガイモ掘りととうもろこしの芽かき(ヤングコーンの収穫)をしました。
じゃがいも堀りです。

トウモロコシは養分を集中させるため最上段の一つを残して下の小さいものはとってしまいます。小さくても味はおいしいのでその場でむいて食べました。甘くてジューシーでおいしい!
トウモロコシはこの繊毛一本が受粉の管となって一粒になります。よって粒の数分繊毛があります。自然の精緻さと美しさにあらためて驚きです。


続いて秋野菜の準備です。
耕した畑に施肥をします。えがおファームでは、平飼いの鶏糞と穀物をまぜた有機肥料を使用します。1000平米あたり300kgを万遍なく蒔きます。やりすぎると病気や虫の原因となるので量や蒔き方が重要です。

施肥後1〜2週間、土と肥料をよくまぜあわせたあと鍬で溝をつくって7〜8cmの高さの畝をつくります。種のベッドですね。幅は70cm。鍬使いって見てると簡単そうだけど、実際やってみるととても難しい。。。

早蒔きのたまねぎと野沢菜の種を蒔きます。本格的な種蒔きはお盆すぎ。
種の直径の2倍くらいの深さを指で溝をきり、15cmピッチで蒔きます。
えがおファームではなるべく種の自家採取を行っています。市場にでまわってるF1種とは2種類の種を人工的にかけあわせたもので、1年目は各々のいい性質を受け継いだ作物ができますが、2年目には悪い性質だけを受け継いだ作物になってしまいます。人為的交配のない、その地で連綿と受け継がれてゆく種を育てていきたいものです。
たまねぎは約1.5平米で100個程度収穫できます。充分自給できますよね。
たまねぎは来夏、野沢菜は今秋に収穫できるので11月の「新・百姓塾」で野沢菜漬けにチャレンジします。乞うご期待!

都会人のための「新・百姓塾」では、“農の循環”ד自然と田畑と人々のつながり”ד農的暮らしの知恵”をテーマに、15回にわたって様々なプログラムが体験できます。
途中参加もOKです。農業をしたいけど何からやっていいかわからない、ゆくゆくは農的暮らしをしてみたいな等々、農業や農村での暮らしに関心のある方、ご参加をお待ちしています!
http://www.npo-egao.net/join/join21.html

第4回目のテーマは“そばの種蒔き”。蕎麦は冷涼な高原地が適地で8月上旬に蒔いて10月末に収穫します。「新・百姓塾」では収穫したおそばで11月にそば打ちをする予定です。

講師は10年前に東京から増富に移住し自給自足的農業をしている板谷さん。

30cm幅のところにバラ蒔きをして軽く土をかけます。今回蒔いた土地約300平米で40kgのそば粉ができます。

大きな桑の木の下で休憩。標高1200mなので日射しは強いけど風は爽やかで木陰は気持ちいい〜。

「新・百姓塾」1回目の6月に蒔いた大豆がこんなに大きくなりました。草取りに励みます。


第5回目のテーマは“地元おばあちゃんとのお話会”と“箱膳体験”
地元のおばあちゃんに農村の暮らしや、郷土料理などのお話をうかがいます。
普段はなかなか聞けない話に皆興味津々。農村で生きてきた人の生きる力を実感したひとときでした。

講師は民宿大熊荘の大柴さん、80代とは思えないしゃきしゃきさです。夏は農作業やウマの世話、−20度にもなる冬は炭の運搬や俵づくりなどの山仕事、とほぼ休みなく働きずくめだったそうです。細かく刻んだ長ネギと味噌とそば粉を囲炉裏で焼いた焼きもちや大根を干して川でさらして作った大根の寒ざらしなど、地元料理のお話も興味深かったです。

地元の野菜でつくった箱膳。講師のやよいさんの手づくり郷土料理です。江戸時代からちゃぶ台の登場する昭和初期まで一般の家庭では箱膳が使われていました。家族の一人一人が自分専用の食器や箸のはいった箱を所有していました。それを箱膳といいます。メニューはかぼちゃのサラダ、焼き野菜のくるみ味噌のせ、花豆ゼリー、キュウリの味噌漬と梅干し、お味噌汁、玄米ご飯です。

2009年7月

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