9月15〜16日上級キャンプを開催しました。

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夏休みのキャンプの参加者を対象にした上級者向けサバイバルキャンプでした。

サイトは、キャンプ場ではなく、水道も電気もない畑(?!)です。


まずは、夕飯の材料の調達。

畑でまるかじりするトマトは、おいしいね!

森の中も散策しました。

自分たちで、調達した食材でばんごはんをつくります。
トマト、なす、ニンジン、カボチャで何ができるかな?
ほうとうとピザをつくりました。

火おこしも大人に頼らないで、がんばりました!

夜は焚き火をしました。

[:月:] [:月:] [:月:]

あさごはんは、飼っているにわとりの卵の目玉焼きです。

川の水をくみ上げて、五右衛門風呂にも入りました!
露天ぶろ

お昼は、えがおファーム野菜のバーベキュー。



私は、山梨に住む前、タイに住んでいました。タイの山奥には、タイ人ではない、違った言葉や文化を持った民族が住んでいます。その人達の住んでいるところには、電気も水道もひかれていない場所もあります。食事時になれば、畑や森に野菜や果物を採りに行き、火や灯りが必要であれば、森に薪や松明をとりに行いくような生活をしています。
それを一緒に体験して、普段ならばパチッとスイッチを押せば電気がついて、ガスコンロをカチッとまわせば料理ができるのは、誰かが別の形でそこまで過程をしてくれているからなんだな、と気づきました。

「何でも自分でできてすごいですね」と言ったら
「すごいんじゃないよ。そうしないと生きていけないんだよ。」
と言われました。

私は、お金で買えるモノをたくさん持っていることが「豊か」で、何も持っていない山岳民族の人達は、「貧しい」んだと思っていました。でも本当は、お金でモノを買わなくても生きていけること(自分たちでつくったり、採ってきたりできること、環境に負担を何もかけないで生活していること)の方が「豊か」で、お金を出して買ったものがないと、生きられないことの方が「貧しい」、と思いました。

ほんの50〜60年前まで農村では、キャンプのように、身の回りで食べ物やエネルギーを調達して、時間をかけて生活をしていました。
農村の生活は、自然の中にあります。この村のご先祖様たちは、自然の恩恵を受けながら、尊敬して、どうやったらより良く暮らしていけるか、子孫たちも自然と一緒に暮らしていけるかを考えて、工夫して生きてきました。そういう配慮のある生き方の中に、お金では得られない豊かさがあると感じています。
私は、この集落に生活してみて、昔の人達の生活スタイルからまなべることがたくさんあると知りました。短い期間でしたが、そんな気づきを伝えることができていたら幸いです。
2日間たくさんの笑顔を見ることができて、とてもうれしかったです。
どうもありがとうございました!

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