11月22日 子どもファーム 味噌仕込み

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子どもファームの最終回となる味噌仕込みが行われました。
5月に種を植えてから半年経ち、ようやく味噌を仕込める段階までたどり着きました。

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薪を使って大きな釜でじっくりと煮た大豆を食べるのは初めてで
本当の青大豆が持つ甘さに感動します。
早朝から薪をくべて大きな釜で4時間以上煮ました。午前中はその青大豆の状態が
どんな様子になっているかを味見しました。
食べた瞬間、砂糖も一切入っていないのに口に甘みが広がります。
止まらなくなって何粒も食べているお子さんもいる程おいしく
青大豆が本来持っている甘さを味わうことができました。


そして、煮上がった大豆を大きな機械でミンチ状にして、それもみんなで味見してみました。ケーキのモンブランの様な食感でとてもおいしいです。


昼には餅つきをしました。餅をつくキネは実際大人でもけっこう重たく
感じますが、そのキネで何度も餅をつくお子さんもいました。
「ヨイショ~ ヨイショ!」とみんなでかけ声をかけあって
それぞれが餅をついている様子は、地元のお祭りを思い出す
にぎわいのある温かい雰囲気でした。
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そして、寒い中で食べる地元の方が作ってくださったほうとうは格別においしく
感じます。


午後は味噌仕込みです。
味噌は大豆からできているのは知っていても
他に何を混ぜて作っているのかは意外と考えることもないかもしれません。
実際には、大豆に塩と麹(こうじ)を混ぜつくります。
米麹だけでも作ることができますが、今回米麹と麦麹の両方を混ぜました。
米麹よりさらに麦麹の方が香りがあり、その麦麹を使用することによって
味噌に香りが出るそうです。

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そして、こねて塊にします。
1時間近くこね続けると、腕が疲れてきます。
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完全に混ざり合ったものをソフトボールくらいの大きさの味噌玉にします。
空気が入らないように、それを樽に投げ入れます。
樽に寝かせた味噌は半年~1年後に食べられるようになります。

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種まきから味噌仕込みまで全7回。種まき、キャンプ、収穫、仕込みなど
農業体験をしてきましたが普段なかなかできないような体験もできました。
味噌仕込みまでやると、今度味噌汁を飲んだ時にあれだけ手間と時間がかかっているのかと、
一杯の味噌汁のありがたみを感じることができるかもしれません。

様々な体験を通して農業、食、自然と触れ合う貴重な機会になっていれば幸いです
遠方から何度も足を運んで頂きありがとうございました。
また皆様にお会いできる日を楽しみにしております。

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